8−3  仮説2  戦後教育を受けてきた人たちは、現場           の声を聞かないし、聞こうとしない
 

平成15年 12月
司書教諭研究協議会のグループ別発表の後の
講評・閉会にて、だいたい次の内容の趣旨のやりとりがありました。

課長補佐 A氏
聴衆1(私)
聴衆2(
聴衆(各校代表)

聴衆2 司書1人、教員1人(持ち時間18時間)では、仕事が大変でやっていけません。
     なんとかしてください
聴衆1 18時間なんて多いですよ。やれるはずがないじゃないですか。
     司書は大事なんだから、なんとかしてあげたらどうですか。
課長補佐 憶測で言わないでください。
聴衆1   データはありますよ。わたしは皆さん(Bグループ)から聞きました。図書業務は、司書1人と教員2人
       どうしても必要だと聞きました。
聴衆2   データあなたお持ちでしょ。現場の声を聞いてください。現場の声を聞くのがあなたの仕事ではないですか。
課長補佐 意見として、お聞きしておきます。持ち時間は学校現場で決めるものです。わたし、教務、生徒指導、etc・・・・・・を受け持っていて大変なんです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 上記のやりとりから何がわかりますか。

1 教育委員会の代表であるはずの課長補佐が”憶測で言わないでください。”
   と聞いたとき、耳を疑いました。教育委員会にデータが集まっているのでは、ないの   か。
   また、必要なデータは集められる立場ではないのか。まったくわけわかりません。
2  そして、聴衆から、現場の声を聞いて下さいと指摘をうけなくてはいけないこと。

3  新たな事実を追加しましょう
   今、日程的には、講評のときですが、講評の前にグループ別発表がありました。
   グループ別発表は、1グループ5分ということで、A〜Fまであり、私は、Bグループに
   所属し、Bグループの発表の係りになっていました。ところが、A〜Fのうち、一部しか
   発表がなく、少なくともBグループは発表できませんでした。A〜Fまで発表したとしても
   5分×6グループで=30分です。現場の声を聞きますというそばから、現場の声を聞   かない事実が判明し、次のことが頭をよぎる。
   確かに、時間ががないから、全部発表できなかったのかもしれません。
   しかし、やろうと思えばできた。どうすればよいか。講評の時間を少なくすればよいと   いうこと。
   講評はあいもかわらず、どこかの教科書、参考書等にある内容が多く、そんなもの、”   どこそこの   このページを お読みください”の数秒で終わってしまう内容です。
   その浮いた時間で現場の声を、全部しっかり聞き、聴衆の皆さんが持ち帰ることがで   きた。 しかし、実際はそうは、しなかった。まったくわけわかりません。

4  司書は大事で、法律にも明記してあるにもかかわらず、法律に明記していない部署の   名前が出てくる。法律が現場にあうか別にして、法律を守らせる立場が、教育委員会   のはずですが、わけわかりません。

   以上の4点が思いついたことですが、

仮説1と同じような理由で、”仮説2 戦後教育を受けてきた人たちは、現場の声を聞かな    いし、聞こうとしない。”が得られます。

注意 断っておきますが、これは告発では、ありません。告発したら、私は窮地になります   ので告発しないでください。これは、論証するためにあります。誤解しないでください。
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