1 ワープロの基礎

  パソコンを目の前にして、何をするかといえば、キーをたたいて文字を書くことだと思う。
キーをたたくことに慣れると、手書きよりも早く、正確に書けるばかりか、訂正や編集も簡
単で、プリンターにつなげば、綺麗に印刷できる。
 文字を書くとき必要なものは、紙と鉛筆だろうが、紙に相当するのが俗に言うワープロ
ソフトであり、Windows98標準に入っているメモ張もその中に入る。鉛筆に
相当するのがキーボードを含む入力装置で、キーボードにおいては、限られたキーでひら
がな、かたかな、数字、アルファベット、記号などを表すため、Microsoft 〇Windows98で
は標準でIMEツールバーが用意されている。すなわち、ワープロソフト、キーボード、IME
ツールバー等を操作すれば、あらゆる文字を入力できる。
 例えば、「家庭」という漢字を入力する場合、まず、ひらがなで「かてい」と入力し、それを漢字に
変換することを行う必要があり、その変換方法(カナ漢字変換)には、ローマ字入力とカナ入力が
ある。パソコンが初めてという人には、使うキーが少なくてすむローマ字入力がお薦めである。
 ア カナ入力
か、て、い、とキーを打つと、画面に「か」「て」「い」と表れ、そのまま Enterキーを打つとひらがな
だが、何も印字されていないスペースキー を打つと漢字の選択画面が表れ、「家庭」を選択する
と漢字の「家庭」が画面に出る。
 イ ローマ字入力
K 、A、とキーを打つと、画面に「か」と表れ、同様にT Eと打つと画面に「て」、iと打つと画面に
「い」が表れる。後はカナ入力と同じで、そのまま Enterキーを打つとひらがなだが、何も印字さ
れていないスペースキー を打つと漢字の選択画面が表れ、「家庭」を選択すると漢字の「家庭」
が画面に出る。ローマ字とひらがなの対応を載せると(ローマ字→ひらがな)
A→「あ」  I→「い」  U→「う」   E →「え」 O →「お」
KA→「か」 KI→「き」 KU→「く」 KE→「く」 KO→「こ」
SA→「さ」 SI→「し」 SU→「す」 SE→「せ」 SO→「そ」
TA→「た」 TI→「ち」 TU→「つ」 TE→「て」 TO→「と」
      CHI→「ち」TSU→「つ」 
NA→「な」 NI→「に」 NU→「ぬ」 NE→「ね」 NO→「の」
HA→「は」 HI→「ひ」 HU→「ふ」 HE→「へ」 HO→「ほ」
              FU→「ふ」
MA→「ま」 MI→「み」 MU→「む」 ME→「め」 MO→「も」
YA→「や」 YU→「ゆ」 YO→「よ」
RA→「ら」 RI→「り」 RU→「る」 RE→「れ」 RO→「ろ」
WA→「わ」 WO→「を」 NN→「ん」
GA→「が」 GI→「ぎ」 GU→「ぐ」 GE→「げ」 GO→「ご」
ZA→「ざ」 ZI→「じ」 ZU→「ず」 ZE→「ぜ」 ZO→「ぞ」
       JI→「じ」
DA→「だ」 DI→「ぢ」 DU→「づ」 DE→「で」 DO→「ど」
BA→「ば」 BI→「び」 BU→「ぶ」 BE→「べ」 BO→「ぼ」 
PA→「ぱ」 PI→「ぴ」 PU→「ぷ」 PE→「ぺ」 PO→「ぽ」
VA→「ヴぁ」VI→「ヴぃ」VU→「ヴ」 VE→「ヴぇ」VO→「ヴぉ」
LA→「ぁ」 LI→「ぃ」 LU→「ぅ」 LE→「ぇ」 LO→「ぉ」
LYA→「ゃ」 LYU→「ゅ」 LYO→「ょ」 LTU→「っ」
THI→「てぃ」 DHI→「でぃ」
KYA→「きゃ」 KYU→「きゅ」 KYO→「きょ」
SHA→「しゃ」 SHU→「しゅ」 SHO→「しょ」
 SYA→「しゃ」 SYU→「しゅ」 SYO→「しょ」
 TYA→「ちゃ」 TYU→「ちゅ」 TYO→「ちょ」
 CHA→「ちゃ」 CHU→「ちゅ」 CHO→「ちょ」
 NYA→「にゃ」 NYU→「にゅ」 NYO→「にょ」
 HYA→「ひゃ」 HYU→「ひゅ」 HYO→「ひょ」
 MYA→「みゃ」 MYU→「みゅ」 MYO→「みょ」
 RYA→「りゃ」 RYU→「りゅ」 RYO→「りょ」
 GYA→「ぎゃ」 GYU→「ぎゅ」 GYO→「ぎょ」 
 ZYA→「じゃ」 ZYU→「じゅ」 ZYE→「じぇ」 ZYO→「じょ」
 JA→「じゃ」  JU→「じゅ」   JE→「じぇ」 JO→「じょ」
 DYA→「ぢゃ」 DYU→「ぢゅ」 DYO→「ぢょ」
 BYA→「びゃ」 BYU→「びゅ」 BYO→「びょ」
 PYA→「ぴゃ」 PYU→「ぴゅ」 PYO→「ぴょ」
 FA→「ふぁ」  FI→「ふぃ」 FE→「ふぇ」 FO→「ふぉ」
 WI→「うぃ」  WE→「うぇ」 ULO→「うぉ」 
 ひらがなと漢字以外の文字については、キーボードに表示されている文字とF7、F8、F9、F10
の各キー、そしてIMEツールバーを実際に操作してみれば、ある程度わかる。それ以上の詳しい
ことは、近い人との教え合いによって解決できるものと思われる。
 パソコンの技術を習得する早道は、添付されているマニュアルを1から10まで理解し暗記する
ことではなく、実際に触り、周りの人に聞くことだと思う。これほどパソコン、ソフトの技術がどんど
ん進展する中で、操作を知る早道は、教えたり、教えをこうたりする仲間作りが大切となる。
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