6 教育の障害化における学校の役割

 個々の児童生徒の適性や能力が伸ばせるような多様な教育を用意する必要がある。そこには、
多様な授業科目と学校行事、活動とその自由な選択性、授業の時間割や場所の弾力化、そし
て学校にいる時間を許す限り最小限にし、後は他の教育機関に任せ、連携を図るということ。そ
の指導の基本的考え方として、能率主義、効率主義といわれるものを排除すること。有害情報を
含めた情報の制限化、規則、法による行為の制限化、勤労観、道徳観のような基本的価値の一
律化などの徹底の方向が必要に思う
 その指導で必要なことは、観念的に考えさせるだけだはいけないこと。かならず、実体験を重視
させること。例えば、道徳はどうしても徳目主義に陥り、観念的に考えさせる指導になるわけです
が、そこで障害児学校と交流を持ち、障害児の存在を知らせることや交流を深めるという実体験に
より、人に対する差異の意識と他人への思いやりと感謝の心が育つ契機を与える。
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