第8章 観念主義から現実重視へ

 続けて意見を述べてみたいと思う。

1「考えてから見る」から「見てから考える」の現実重視へ

 現場重視、現実重視であれば、まず何が起こっているのかを見るのが先決。まず見てから、対策を考えるのが大切になる。すなわち「見てから考える」である。
 例えば、平等な社会を目指すのであれば、まず現実をみること。現実に平等な社会を創りあげている社会をみることが先決になる。では、世界で平等な社会というとどこか、それは日本型資本主義であった。日本では、中流意識と感じている者がほとんどで、富者とか貧者の割合が非常に低い。すなわち、日本型資本主義をみならうほうが良いということになる では、観念的に平等な社会を目指すとどうなるかというと、「平等な社会を目指す」の内容のことが、共産主義の説明に載っている。現実の共産主義の実態を見れば、自ずとわかると思う。
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