学校教育に対しておこなってきた文部省主導の教育改革は、ことごとく失敗に終わっているか、
ほとんど何の効果も生み出していない。例をあげると、
@ 「教育にゆとりを」ということで授業時間数が減らされたが、結果は公立学校の児童 生徒の
学力の低下をきたし、それに対する保護者の危惧から、かえって学習塾での補習 の必要性
が増大した。
A 「受験過熱と大学間格差を少しでもなくそう」ということで共通1次テストが生まれ たが、結果
は予備校の隆盛と大学の序列化を生み出しただけだった。
B 個性化、個別化の教育の推進が、結果として、均質的な考え方と行動しかとれない学 生を大
量に生んでしまった。
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