4 地域での利用例

<図5>
<図6>
 突然、降ってわくように困ったことはないだろうか。例えば、胡散臭いセールスマンがある商品を売
ろうと言葉巧みに説得することとか。セールスマンはその商品の良いところしかほとんど言わないた
め、すぐその気になり、根負けして買うことはないだろうか。そのとき、どうすればよいかわからない
状況になる。どこに連絡してよいかわからない。そのとき24時間いつでも受け付けてもらえる地域
イントラネット、誰に連絡してよいかわからなくても受け付ける掲示板型コミュニケーションが、9時か
ら5時まで、中々つながらない公共のサービスより、よほど期待できる。これはあくまで期待で、掲示
板型コミュニケーションに情報を載せたとしても、すぐに反応がないと困るわけであるが、それは地域
イントラネットの整備と情報の受け手のモラルと知識・態度にかかってくる。
 消費者、労働者を困らせるものに、企業の破綻、倒産がある。このような情報は、上場されていても、
ディスクロージャーされることがなく、わからないようになっている。また、詐欺的商法、不良品による被
害があるが、個人では相手にされないが、集団ではうまく対処できる。不景気にともなう企業の破綻、
そして犯罪の増加から、危機管理上必要な情報を流して、自分たちのことは自分たちで自衛していく
ことが必要になってくるように思う。例えば、この商品は詐欺だとか、この会社はよくないとかの情報の
流布である。
 他にも、突発的な事故、不幸とか、あるいは、趣味の集い、会合等地域の支援が必要なことは、多
々あるのではないだろうか。今までそのようなコミュニケーションツールがないため我慢していたことで
も、このツールを使うことよって、地域と交流を深めながら心豊かに生活できることが想定される。
 その他、人の集まる所ではどこでも、たとえば、喫茶店、デパート、大通り、商店街、駅、事業所等に
利用されれば、いままで、できなかった交流やそれに伴うビジネスへの発展が期待される。
 バーチャルショッピング、バーチャルバンキング等ネット上の販売が行われているが、対面販売に比
べて、商品説明の充実、選択により、よりきめ細かなサービスができ、サービスを受ける側との双方向
の通信により、より個々のニーズに対応したサービスが可能になる。そのことは、ネット上の様々なサ
ービスにおいても、サービスをする側での双方向の通信、サービスを受ける側どうしの双方向の通信、
サービスをする側とサービスを受ける側の双方向の通信により、よりきめ細かな対応が可能になる。
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