3 家庭での利用例

<図2>
 現在は職住分離が進み、父親が家庭にいないことが多い。また、個人主義が進み、家族が一同に会
するのは珍しいのではないだろうか。同じ家に住んでいても、話し合うことはあまりなく、下手するとどの
ような話をすればよいかわからなく、黙っている場合が多いのではないだろうか。すなわち、家庭の一人
ひとりが孤立化している状態かそれに近い状態である。そういうとき、口に出すことは難しくても、文字で
表わせばよいメール、そして誰に向かって話しをすればよいかわからないときに、掲示板型コミュニケー
ションを使えば、相手にきづかうこともなく、コミュニケーションがとれる。そうやって、何らかの形でコミュ
ニケーションをとりながら、家族の意志疎通をはかり、家族のきずなを保つのに一役かい、また、家庭の
教育力を高める効果がある。
 例えば、リビングルームにテレビを置きテレビ中心の家が多いと思うが、その場合、図にあるとおりテレ
ビの横にパソコン(サーバー)を置き、各々が小型パソコンか携帯電話等のモバイル端末を使って、パソ
コン(サーバー)にアクセスして、家庭内Webページの掲示板、電子会議室、チャットを利用して、文字で
コミュニケーションをとれば、テレビの音に関係なく、会話が可能になる。口頭での会話はそれなりに重
要であるが、現実問題難しい場合、補助手段として効果を表すように思う。特に、仕事や勉強で忙しくて
一同に会うことが難しい場合、時間と場所に関係しないコミュニケーション手段が効果を表すと思う。
<図3> <図4>
  高齢化社会が進展し、老夫婦または独居老人の世帯が多くなっている。また、家庭の機能が弱まっ
ている世帯も多くなっているが、そのとき、家庭の機能を補う上で、その家庭を含めたイントラネットの敷
設が必要になる。
 老人が知的障害におちいることによる、事故、介護は社会問題になっている。その防止において、社
会との関わりをもつコミュニケーションは、欠かすことがなく大切である。パソコンにより、「文字が書けた
」とかいって、以前より「やることができた」方も多いと思うが、その文書をやりとりできる環境、活発に交
流できる環境をイントラネットが提供するように思う。
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