① ファイル管理が容易
せっかく作ったファイルをどこに保存したのかわからなくなり、仕事がすぐとりかかれなくなったことはないだろうか。また、そこらじゅうのフロッピー、ハードディスク、ＣＤ－ＲＯＭ等を探したり、開いたり、検索したことはないだろうか。
大事なファイルをＷｅｂページで管理することにより、そういう事態が避けられ、必要なときにすぐにファイルを引き出
すことができる。
また、ファイルをＷｅｂサーバー（今の場合「Ａ１」の１台）で集中管理でき、高速性、安全性が高い。
② 家族間コミュニケーションの助長と協同
仕事、家事、学業、つきあい等で、中々、合って話し合うことがないか、あるいは、面と向かって話ができない場合、メール、掲示板、電子会議室、チャットは、時間と場所に拘束されなく、文字中心の伝達により、コミュニケーション
を助長する。また、ワープロで作った原稿をファイルにして、他の台（他の人）に送り、原稿を見てもらって直してもら
い、送り返してもらうことができ、ワープロの原稿を協同で作成できる。
③ ＳＯＨＯへ発展
ここ数年、主婦の間や定年退職した人の間で注目されているのが「ＳＯＨＯ」という事業形態で、自宅や小さな事務所を拠点に、インターネットを駆使して働くことをいう。その仕事内容は、文字の入力、イラスト作成、Ｗｅｂページ
の作成、表計算やデータベースのファイル作成、翻訳、プロガラム作成等があるが、イントラネット構築によるファイ
ルやコミュニケーションの家族間でのやりとりにより、仕事が効率よく進むことができる。また、情報のファイル化の
促進が紙の使用を極力抑え、経費を節減できる。それは、企業にもあてはまり、事務や作業の効率化、迅速化、
情報化や経費の節減につながる。
④ モバイル端末
前の章で説明したイントラネット構築に用いたパソコンは、デスクトップのパソコンであったが、ノート型パソコン、モバイルパソコン、ＰＤＡといった携帯できるパソコンにおいても、携帯電話やＰＨＳに接続したり、（無線）ＬＡＮといわ
れるものにより、インターネットに接続したり、（家庭内）イントラネットにアクセスして、（家庭内）Ｗｅｂページを見る
ことができる。また、ｉモード対応携帯電話においては、それ単独で同様なことができるようになっている。それらモ
バイル端末によっては、家の中にいようが外にいようが、家庭内Ｗｅｂページの閲覧、更新や、掲示板、電子会議
室、チャットの書きこみ、ファイルのアップ（ダウン）ロード、削除ができるようになっている。
の形で残しておく場合があるが、これが後々見つかって、窮地に追い込まれることがある。その場合、重要な情
報をファイルの形にしておき、（Ｗｅｂ）サーバー上に新規にフォルダを作って（例えば、フォルダ「secret」）保管し、
いざというときは、いかなる場所からでも、ファイルを削除して、跡形もなく証拠を消せるようにできる。
