第2章 家庭にイントラネットを構築する

 「世界をつなぐ」というインターネットに対して、イントラネットとはインターネット技術を組織内の
パソコンネットワーク(LAN,WAN)へ応用していったものである。WWWサーバーを設けることにより、
Webページで情報を共有することができ、導入費用も驚くほど安く済んでしまう。 
 一般的に、家庭の人数は4人の場合が多く、パソコンの急速な普及から複数台を持つのが珍し
くなくなってきている。ここで述べることは、家庭の人数を4人と限定し、各1人1台ずつ
Microsoft R Windows98で動作する機種4台を使っているものと仮定する。なお、Windows95、
Windows2000、WindowsMEでも類似したことがいえる。
 そして昨今の不況から、各家庭で無駄な出費を抑える傾向にあることから、できるだけ費用を
かけずに、簡単に家庭内でネットワーク(LAN)を組むことを考えた。LANとは、同一の建物内で複
数のコンピュータやプリンタなどを接続するコンピュータネットワークのことである。使用するソフト
については、フリーソフトウェアを積極的に活用する方向で考えた。このフリーソフトウェアは、金
銭を得るためではなく、広く一般のユーザーに使ってもらうことが目的で提供されたソフトウェアで、
インターネットやパソコン通信サービス、書籍、雑誌などの付録で配布されるものである。
 また、インターネットの普及からインターネットに接続して、Webページを見たい、メールを出した
いという要求があると思うので、4台ともインターネットに接続できるように設定を試みた。Webペ
ージを見るブラウザーとして、Internet Explore5を使用し、インターネットに接続する通信線として
公衆回線を使う。また、CGIの技術を使って、電子掲示板、チャットを設けて、家庭内情報の共有
化に努められるようにした。
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