イントラネット構築とその効用

９　変わるか政治
大人になれば選挙権が持て、代議員を選出できるが、ネットワークを利用すれば、何も代議員を選ぶ必要がない。直接、国政、県政等に参加し、政策の提示、意思決定が技術的に可能になるからだ。しかし、参加する以上責任をもたなくてはいけないため、その意思決定が責任を持ってできない場合、意思決定を誰かに、どこかの組織に委託する必要が出てくる。すなわち、個人の意思決定のすべてを代議員に任せるという従来のあり方が問われる。例えば、一部の政策は、代議員に任せるが、この種の案件は、直接、意思決定するという具合に。　代議員の腐敗の原因の一つとして、個人の政策上の意思決定をすべて代議員に委託による権利の集中があるのではないだろうか。今の選挙制度では、選挙にいく人、何らかの利害に絡む圧力団体の上に代議員があるようなもので、選挙に行かない、あるいは無関心な層（半分以上では）の意思決定は台無しになっているように思う。