2 業務システムの見直し

  官庁、企業、病院、学校、商店、その他あらゆる組織体には、組織目的を達成する
ために業務システムが作られている。そして、多くの組織体は激変する経営環境に
伴う問題多発に直面し、それを解決する中で、業務システムの見直し、改善が迫ら
れている。その業務の見直しに付随して、それを支援する形で、経営に有効な情報
をどのように収集、蓄積し、処理加工して、提供するかのしくみづくりすなわち、情報
システムが、経営効果の成否を分ける重要な鍵となる認識にたつようになってきた。
 その情報システムの設計において、組織体における情報(文書、指令等)の流れを
知る必要があり、コンピュ−タの普及に伴い、その流れの自動化の方向がはかられて
おり、そこで留意することは各種業務において、どの部分をコンピュータに任せ自動化
するかの問題がある。一般的には、定型的業務においてはコンピュータで自動化すべ
きであり、意志決定が介在する業務においては、コンピュータで自動化すべき工夫は
ないか、意志決定を支援する工夫はないかの吟味が必要となる。
 メインフレームコンピュ−タの時代においては、端末での情報処理加工はできなかっ
たが、パソコンの高性能化、低価格化により、端末での情報処理加工が可能なネット
ワークが可能となり、情報システムの1つの形態として、インターネットの技術を構内L
AN、WANに利用し、広範囲の拡張性に富むクライアント/サーバー型のイントラネット
が急速に普及するようになった。

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