(その後)

平成17年11月14日(月)

 午前8時20分に始まる職員朝礼の冒頭で、鵜飼校長が、並み居る職員の前で、噛んで含めるような、切々とした口調で言った。

「11日に緊急の校長会があり、その中で涙ながらに訴えた(県の)教育長のメッセージを伝えます。」

「プリントを出してください。」

「教育公務員には、他の職業に比べ、より厳しく、かつ高潔な倫理観が要求されることは、改めて言うまでもありません。ごく少数とはいえ、自覚の伴わない教職員がおり、県民の本県教育に対する信頼を大きく損ねていることは、極めて遺憾であります。教育は、言うまでもなく、教職員と児童生徒・保護者との信頼関係を基盤としているものであります。したがって、児童生徒の人間形成に携わる教職員は、誰よりも高い識見と倫理観、そして、強い使命感を持ち合わせ、常に自らの行動を律し、児童生徒や保護者から尊敬されるよう努めなければならないのであり、その職責は極めて重いものがあります。教職員一人ひとりが、今回の不祥事を重く受け止め、自己の責任において、勤務時間の内外を問わず、服務規律を遵守するとの自覚をこれまで以上に高め、県民や児童生徒・保護者の教育に対する信頼回復に全力で取り組まれるよう、切に願うものです。」

「セクハラ、体罰、身だしなみ等」

「是非、熟読されて、 たった一人の教職員の愚かな行為として捉えるのではなく、教職員全体の問題として考えて頂きたい」

 午後0時45分、出張から帰ってきた人のみやげ話があった。新しい学校の教務主任になったばかりに、本来の業務の他に、校歌、校章まで作らなければいけなくなり、過労のためか、1ヶ月入院したという話があった。

平成19年4月 

大須磨教頭は、某養護学校の校長になる。

平成20年4月

 鵜飼校長は、停年退職。

 江島教務課長は某高校の副校長になる。