11月21日(月)

 6限目に、社会福祉基礎の自習監督に福祉実習室行ったところ、廊下に生徒がいて、鍵がかかっていて福祉実習室に入れないということだった。

仕方がないので、事務室へいって、鍵を借りて、福祉実習室を開けた。隣の書道室では、授業をやっていた。自習監督依頼表の備考欄に、次の記載があることに気づいた。「実習室の鍵は、事務室へ先生が返してください。」そこで、近くの生徒に、この部屋の鍵はどうしているのだと言ったところ、生徒が、鍵を事務室へ取りにいって、福祉実習室を開けるのだという。部屋の中を調べたところ、部屋の後部から、非常階段へつながる扉があった。それでは、この時、火事(1階 調理室)があったら、書道室にいる生徒と廊下で待っている生徒は、逃げ出すことができなく、焼け死ぬことに最悪なってしまう。やはり、学校側は危険であることを知っていても、何らかの事情で隠していることがわかった。

 『まっとうなことを言う滝地』と自らいっていた滝地先生の言葉が思いおこされ、学校社会、いや日本の社会では、自分の利益あるいはその周りの組織の利益が優先されており、変に干渉すると、人事権(勤務場所である学校の変更、担当教科の変更、・・・)を生かして、巧妙な形でどのような目にあうかわからない。ひたすら黙っているしかないのが、学校社会、いや日本社会の現状なのだろう。