あとがき
放射能に汚染された水田で稲作をする動きがあることを聞きました。できた米が放射能
で汚染されて、出荷できないのですが、それがわかっていても、米を作るということでし
た。なぜ、米を作るのですかと訊くと、放射能に汚染された米を政府が買い取ってくれる
ためだといいます。また、米を作るしか能力がなく、生きていくためには仕方がないとの
ことでした。。
その米は、食用にならないため、糊として売られるといいます。糊に放射性物質がつい
ていると、そこから放射線を出しますし、誤って食べると内部被爆します。それが全国に流通すると、日本全国が放射能に汚染されます。輸出されると、全世界に拡散していきます。
米を作る人は、最初は、福島原発事故の被害者でありましたが、こうなると、意図している、していないにかかわらず、加害者となり計画的犯行の実行犯になりえます。これは、米作りに限ったことではなく、放射能は生活のあらゆる場面に姿を現し、消費者を脅かし、生産者、流通業者を意図している、していないにかかわらず加害者に変えていきます。
また、放射能に汚染された作物の買い取りにより、国の財政がより厳しくなっていき、まわりまわって、国民生活に増税等のしわ寄せとなってはねかえくるのは、明らかではないでしょうか。了